日本一寒い町、陸別町の「しばれフェスティバル」というイベントに参加してきました!

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みなさん、北海道は陸別町をご存知でしょうか!?日本一寒い町として知られる町です。アメダスの観測によるとなんと1月の平均最低気温がマイナス20.2度、非公式記録ではマイナス40度以下となり計測不能となったこともあるようです。

今回、縁があって日本一寒い町、陸別町で開催される「しばれフェスティバル」というイベントに参加してきましたので、ご紹介します!

北海道陸別町とは!?

北海道足寄郡にある陸別町は、十勝の最北端に位置する人口2,500人ほどの小さな町です。

町の気候は、風が少なく空気が乾燥しており、冬のよく晴れた日には、放射冷却現象によって気温がぐんぐん下がり、2001年にマイナス37.7度(公式記録はマイナス33.2度)を記録、その日はさらに山あいの民家ではマイナス40度を下回り計測不能になったようです。

また、陸別町は環境庁より昭和62年度に「星空の街」に選定され、平成9年度には「星空にやさしい街10選」にも認定されています。晴れた夜には降り注ぐような星空を見上げることができ、低緯度オーロラの研究でも有名なようです。ただ、陸別町にある「銀河の森天文台」へ行った時に聞いたのですが、低緯度オーロラが見られるのは太陽の動きが活発になった時に数日見えるかどうか程度であり、太陽の動きが活発になるのは10年周期くらいで、ほとんど見ることはできないようですので、オーロラを見に行くというのはちょっと現実的ではなさそうです。

陸別町では今回私が参加した「しばれフェスティバル」やオフロードサーキットの大会も行われており、町のPRムービーもあります。

しばれフェスティバルへ参加!

日本一寒い町陸別町_しばれフェスティバル

しばれフェスティバルは北海道の小さな町のイベントですが、日本一寒い町というマイナス部分を逆手にとったイベントで、毎年2月の第一土曜、日曜に開催され、2018年は2月3日、4日に開催されました。ちなみに今年で37回目の開催でした。

最初は町やイベントの紹介メインで記載しようかと思いましたが、ここからは旅行記として紹介していきたいと思います。

陸別町までの移動!

陸別町は女満別空港から車で1時間ちょっと、釧路空港から車で2時間、帯広空港から車で2時間半くらいのところにあります。今回は、女満別空港に降り立ちました。

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ちなみに、今回は人生初のJAL便の利用でした(^^)/ 残念ながらサクララウンジの抽選は外れてしまいましたが、やはりJALの機内Wifiは快適でいいですね!座席や機内サービスはANAとの違いは私にはわかりませんでした。(笑)

陸別町!

今年は例年に比べると暖かくしばれフェスティバルの準備も大変だった(寒くないとバルーンマンション(氷で作ったかまくら)を作成できない)ようですが、それでも到着した翌日の朝7時ころの気温でマイナス19度でした。

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平成18年に「ふるさと銀河線」という鉄道が廃止されてしまいましたが、現在は観光鉄道の「ふるさと銀河りくべつ鉄道」として「乗車体験」や「運転体験」、足こぎ式の「トロッコ」に乗ることができるようです。ちなみに基本的に冬季はお休みのようですが、今回はしばれフェスティバルの開催と合わせて「乗車体験」を無料で行っていたので軽く乗車させていただきました。

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陸別町には満点の星空を堪能することができる日本最大級の天文台「銀河の森天文台」もあります。私が天文台に行ったときは残念ながら雪で星空は見えなかったのと、しばれフェスティバル参加後に行ったので疲れによる頭痛からあまり満喫はできませんでしたが、晴天の日にリベンジしに行きたいです。

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しばれフェスティバル

さて、いよいよ今回のメインであるしばれフェスティバルの様子です。相変わらず写真が下手で、私の同行者の方が撮った写真も混ざっていますが、そこはご了承ください( ´_ゝ`)

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しばれフェスティバルのステージ

しばれフェスティバルが開始された直後には、特設ステージで北海道のご当地アイドル(フルーティー)が歌って踊ったり、札幌のお笑い芸人(しろっぷ)が漫才やったり、2017年のM1チャンピオンのとろサーモンが漫才やったり、2011年のR1チャンピオンの佐久間一行がネタをやったりとなかなかの盛り上がりをみせていました。(写真は掲載したらまずそうなので割愛します。)

アイドルのステージ観るのって意外と楽しいですね、ハマってしまうのも分かる気がします(笑)。あと、とろサーモンは普通に面白かったですが、その前に出てきたしろっぷもかなり面白かったです。

打ち上げ花火

近い位置で打ち上げられる打ち上げ花火もきれいでした。

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人間耐寒テスト

しばれフェスティバルでは人間耐寒テストという企画を行っています。21時~翌朝7時までスタッフ特製の「バルーンマンション」で一夜を明かすというよくわからない企画なのですが、なかなかおもしろかったです。ちなみにこちらは事前申し込み(12月中旬)が必要で、今年は300名の募集に対して600名ほどの応募があって抽選となったようです。

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当然ストーブなどはなくバルーンマンションの中は外気とほぼ同じ気温です。各自準備する防寒グッズと、フェスティバル会場のシンボルでもある「命の火」のみで一晩を耐え忍びます。極寒の中、「命の火」には本当にお世話になりました。

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人間耐寒テストの間はタオル早回し選手権(ステージ上でタオルを早く凍らせる大会)などのイベントもありましたが、人間耐寒テストに参加される皆さんは、バーベキュー用品などを持ってきて、夜中ずっとわいわいと宴会をしている方が多かったと思います。そういう意味だと、マイラーで一人フラっとイベントに参加するのにはあまり向いていないかもはしれません…。

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以下は夜中に限定100食で提供されたラーメンを求める方々です。イベントの日は夜から雪が降っていたために気温は下がらず(晴れていると放射冷却で気温が下がります)、深夜1時ころでもマイナス11度でした。どうせならマイナス30度とかを体験したかったですが、たぶん体験しなくてよかったのだと思います。(笑)

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ただ、気温は下がらなかったといってもマイナス11度。なかなかインスタ映えしそうな写真も撮れたりします。

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ちなみに、私は本格的な防寒用品を持っておらず、夏用の寝袋にちょっと暖かめの寝袋の寝袋2つ利用、服装はヒートテック3枚にフリース2枚、その上にスノーボードのウェアという形で挑みましたが、マイナス11度くらいであればある程度寝ることができ、無事に朝7時の人間耐寒テストを終えることができました(^O^)/

最後に

しばれフェスティバルは、小さな町のイベントでそこまで大きなイベントではありませんが(来場者数は1万人ちょっとくらい)、他とはちょっと変わった寒さを楽しめるイベントとなっているのでお勧めですよ!陸別町に行く機会はなかなか少ないと思いますが、空港から少し離れているもののマイラーであればフラっと行くこともできると思います。(女満別空港はANAもJALも就航しています)

普段とはちょっと違う体験をしてみたい方は、陸別町のしばれフェスティバルに参加してみてはいかがでしょうか!?

また、冒頭でも記載していますが、陸別町はその他ラリーの大会があったり、銀河の森天文台があったり、ふるさと銀河りくべつ鉄道の運転体験(料金は少し高めですが、リアル電車でGOみたいな感じらしいです)があったりとしばれフェスティバル以外もなかなか楽しめると思いますよ。

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