【ANA特典航空券】ファーストクラス就航都市など!ファーストクラスに興味ある方必見!

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ブログタイトルを「ANA特典航空券でファーストクラスに乗りたい!」に変更した以上、ANA特典航空券とファーストクラスについて記事にしないわけにはいきません。

そこで、ANA特典航空券を利用して、どのくらいのマイル数でどこにファーストクラスで行けるか!?調査してみました。

ANA特典航空券では、スターアライアンス便、提携航空会社便のファーストクラスも利用可能(一部航空会社を除く)ですが、ファーストクラス就航路線がまとまっているものはないため、ファーストクラス就航路線を探すのは非常に困難です。

念のためプラチナデスクでも聞いてみましたが、やはりまとまっているものはなく地道に探すしかないとのことです。

そこで今回、日本発着のファーストクラス就航路線についてまとめました。

区分到着国到着都市航空会社
Zone2 韓国 ソウル KE
Zone3 香港 香港 CX
Zone4 インドネシア ジャカルタ JL
 デンパサール GA
 シンガポール シンガポール NH/SQ
 タイ バンコク TG
Zone6 アメリカ ホノルル KE/UA
 サンフランシスコ NH/JL/UA
 ロサンゼルス AA/NH/JL/SQ
 ダラス AA
 シカゴ NH/JL/UA
 ヒューストン NH
 ニューヨーク NH/JL
 ワシントン NH/UA
Zone7 ドイツ ミュンヘン LH
 フランクフルト NH/LH
 スイス チューリッヒ LX
 フランス パリ AF/JL
 イギリス ロンドン NH/BA/JL
Zone8 ドバイ ドバイ EK
 アラブ首長国連邦 アブダビ EY
Zone10 オーストラリア シドニー JL

※航空会社のコードについては本記事の一番最後に記載しています。

※濃いオレンジ色がスターアライアンス便です。

※薄いオレンジ色がANAの提携航空会社便です。

日本発着のファーストクラス就航都市は22都市と意外と少ないですね。

前に紹介したスピリッツの記事を参考にしていますが、もし不足があった場合は教えて頂けると嬉しいです。

色をつけているところがスターアライアンス便、提携航空会社便ですが、「ANA特典航空券ではファーストクラスの利用不可」などといった規定がある航空会社もあります。

以下、注意が必要な航空会社となります。

シンガポール航空

一部機種(A380、A380-800、B777-300ER)では、スイートクラス・ファーストクラス・ビジネスクラスの利用不可。

スイス インターナショナル エア ラインズ

ファーストクラスは利用不可。

ガルーダ・インドネシア航空

ファーストクラスは利用不可。

ルフトハンザ・ドイツ航空

公式的にアナウンスされていないが、ファーストクラスは出発の14日前からしか特典開放されていない。(14日以上先の日程で一生懸命予約可能な便を探しても見当たりません。)

14日前になれば必ず特典開放されるものでもなく、空席状況に応じて解放されるため、計画的に利用するのは少し難しい。

エティハド航空

ANAのウェブサイトからの予約は不可。

エティハド航空利用時は、全工程をエティハド航空を利用しなければいけないというルールがある。(エティハド航空以外の航空会社は利用できない、国内線のANA便をつけることも不可)

2017/12/8より、一時的に発券ルールが変わっています。エティハド航空(EY)とANA(NH)のコードシェア便が運航している区間しか発券できなくなっており、コードシェア区間以外の再開時期は未定。

 

シンガポール航空は対象機種でもビジネスクラスの特典航空券を取得できたという記事も見かけますが、ANAの特典航空券のウェブサイトで検索しても利用可能なファーストクラスは見当たらないため、おそらくファーストクラスは利用できないと思われます。

シンガポール航空は満足度の高い航空会社なので利用してみたいところではありますが、シンガポールへ行く場合はANA便を利用することになるのではないでしょうか。

日本発着のファーストクラスの就航都市、ANA特典航空券の利用制限より、

日本発着でANAの特典航空券でファーストクラスが利用可能な行先は、シンガポール、タイ、アラブ首長国連邦、アメリカ、ドイツ、イギリスの6ヵ国12都市

だけとかなり絞られてしまいます。

アラブ首長国連邦が含まれているのが、少し違和感を感じますね。(笑)

特典航空券を利用する場合の基本的な条件

まずは、特典航空券を利用する条件について確認しましょう。

国際線の特典航空券は以下の2つに分かれますので、それぞれの基本的な条件を確認します。

・ANA国際線特典航空券(NH便、NQ便利用)

・提携航空会社特典航空券(スターアライアンス便、提携航空会社便利用)

ANA国際線特典航空券

ANAの特典航空券は出発地と目的地のゾーン、搭乗日のシーズン、搭乗クラスによって必要マイル数が決定します。

日本発着だと以下の通りです。

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日本発着のファーストクラス就航路線と上記一覧より、ANA国際線特典航空券としてファーストクラスを利用する場合の必要マイル数は以下となります。

シンガポール:105,000~114,000マイル
アメリカ:150,000~165,000マイル
イギリス・ドイツ:165,000~180,000マイル

提携航空会社特典航空券

提携会社の特典航空券は出発地と目的地のゾーン、搭乗クラスによって必要マイル数が決定します。

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Zone1-Aは「国際線往復2区間のみの旅程」、もしくは「国際線往復2区間に加え日本国内のみで乗り継ぎをしている旅程」の場合に適用されます。

日本以外で乗り継ぎが発生する場合は、Zone1-Bです。

Zone1-A、Zone1-Bについては、以下の例を参照ください。

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上記一覧をみればわかると思いますが、Zone1-AとZone1-Bの差は最大で15,000マイルで、ソラチカルート1回分未満のマイル数しか変わりません。

陸マイラーであれば、15,000マイル程度であればあまりけちけちせずに、乗り継ぎをして行きたい都市へ移動したり、飛行機にたくさん乗ってもよいのではないかと思います。

ただし、途中降機(24時間を超える滞在)できるのは往路か復路いずれかで1回のみ。

乗り継ぎは国内、国外ともに往路、復路各2回までで、乗り継ぎ地点には制限もあるため、どこへでも行けるというわけではありませんので、ご注意ください。

利用条件についての詳細はANAの公式ページを参照ください。

提携航空会社特典航空券 ご利用条件

ファーストクラスに必要なマイル数

これまでの内容をもとに、日本発着便でのファーストクラスに必要なマイル数を一覧にしました。

本来は往復ともにファーストクラス利用がベストだと思いますが、マイル数が少ない場合や節約したい場合は、片道だけビジネスクラスまたはエコノミークラスを利用することでマイルを抑えることができます。

また、片区間しかファーストクラスを予約できないことも考慮して、ファーストクラスとエコノミークラス、ビジネスクラスを複合で利用した場合もまとめています。

区分都市ファーストのみファースト+ビジネスファースト+エコノミー
ANA便シンガポール10,5000 ~ 114,00080,000 ~88,50067,500 ~ 76,000
サンフランシスコ150,000 ~ 165,000112,500 ~ 127,50095,000 ~ 110,000
ロサンゼルス
シカゴ
ヒューストン
ニューヨーク
ワシントン
フランクフルト165,000 ~ 180,000122,500 ~ 137,500105,000 ~ 120,000
ロンドン
SQ便シンガポール10,5000 ~ 114,00082,500 ~ 88,50070,000 ~ 76,000
TG便バンコク
UA便サンフランシスコ150,000 ~ 165,000117,500 ~ 127,500100,000 ~ 110,000
シカゴ
ワシントン
LH便ミュンヘン165,000 ~ 180,000127,500 ~ 137,500110,000 ~ 120,000
フランクフルト
EY便アブダビ210,000160,000140,000

各路線とも必要マイル数に差がありますが、ANA国際線特典航空券の場合は搭乗日のシーズン(ローシーズン/レギュラーシーズン/ハイシーズン)で必要マイル数が増減し、提携航空会社特典航空券の場合は、日本以外で乗り継ぎがあるかどうか(Zone1-A/Zone1-B)で必要マイル数が増減します。

シンガポール便だと片区間でエコノミークラスを利用することで、67,500マイルからファーストクラスを利用できます。

あまりマイルを貯めることができていない方もこのくらいであれば、なんとか捻出できるのではないでしょうか!?

また、ファーストクラス利用の場合、以下は全く同じマイル数となります。

・ANA国際線特典航空券のローシーズン/レギュラーシーズンの必要マイル数と提携航空会社特典航空券のZone1-Aの必要マイル数

・ANA国際線特典航空券のハイシーズンの必要マイル数と提携航空会社特典航空券のZone1-Bの必要マイル数

このことから、ハイシーズンに特典航空券でファーストクラスを利用する場合、1都市のみへ行く場合であればANA国際線特典航空券よりも提携航空会社特典航空券の必要マイル数は少なく済むことと、ANA国際線特典航空券で1都市のみへ行くのと提携航空会社特典航空券として複数都市へ行くのでは必要マイル数は変わらないことが言えると思います。

例えば東京ーフランクフルトー東京(全てANA便)と、東京ーフランクフルトー(他都市)ーフランクフルトー東京(東京ーフランクフルト間はANA便)では必要マイル数は変わりません。

ハイシーズンに特典航空券を利用する場合は、提携航空会社特典航空券を利用したほうがお得になることは覚えておきましょう。

たくさん飛行機に乗りたい場合は!?

私はせっかくファーストクラスの特典航空券を手配するのであれば、なるべくたくさん飛行機に乗りたいと考えています。一度の特典航空券でファーストクラスに複数搭乗できるなんて言ったら非常に贅沢ですよね。

しかしながら、ここ数日ANAのウェブサイトから特典航空券の検索をいろいろと行っていましたが、海外発着で予約可能なファーストクラス便を探すのはかなり大変です。

と言うか、ほとんどありません。

探し方が下手なだけかもしれませんが、ファーストクラス就航路線は基本的に少ない&座席がANAの特典航空券にあまり解放されていないのではないかと思われます。

そこで、少し残念ではありますが、たくさん飛行機に搭乗したい場合は、ファーストクラスは日本発着便で利用、海外での乗り継ぎ便はビジネスクラス利用を基本と考えたほうが良さそうです。

海外乗継便でファーストクラスが予約可能であった場合はラッキーくらいで考えることにしましょう。(時間がある時に、ファーストクラス予約可能な区間を頑張って探してみたいと思いますが・・)

個人的にはアメリカはあまり興味がないのと、アジアは行く機会が多いので、ヨーロッパで複数都市をまわりたいと考えています。

飛行機にたくさん乗ることを目的とした場合、ヨーロッパで複数都市をまわる素直なルートは、例えば以下のようなかたちでしょうか。

東京ーロンドン(往路経由地1)ー(往路経由地2)ー(目的地)ー(復路経由地1)ーフランクフルト(復路経由地2)ー東京

日本発着でファーストクラスクラスに2回搭乗、海外発着でビジネスクラスに4回搭乗です。

また、経由地ではいずれか一か所で途中降機(24時間以上の滞在)、それ以外は24時間以内の滞在となります。

ヨーロッパ内での移動でも、デフォルトで乗り継ぎが必要となってしまう都市間もあります。

その場合は乗り継ぎ時間(滞在時間)を自由に設定できないため、私は乗り継ぎ0回の区間で航空券を手配するのがいいと思います。

いくつかの都市をピックアップして、都市間の移動での乗り継ぎ回数を調べてみました。

ミュンヘンウィーンチューリッヒミラノマドリッドパリブリュッセルロンドン
フランクフルト00010000
ミュンヘン0000000
ウィーン001000
チューリッヒ00000
ミラノ1100
マドリッド101
パリ11
ブリュッセル0

乗り継ぎ回数が0回の区間の移動で、例えば、以下のような旅程を組んでみました。特定の日で検索して乗り継ぎ回数を調査したので、日によって変わる部分もあるかもしれませんが、ご了承ください。

(予約したわけではありません^^;)

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180,000マイル(+41,950円)で、ファーストクラス×2回、ビジネスクラス×4回、5都市を周遊するプランです。

ロンドン、ブリュッセル、チューリッヒを乗り継ぎ地として24時間未満の滞在にしています。

乗り継ぎの場合も入国可能ですので、1日だけですがその都市の雰囲気を味わうことができます。

マドリッドとフランクフルトでは目的地と途中降機の都市としているため、24時間以上の滞在が可能になっています。

当然、選択している都市は自由にアレンジできます。

ただ、アレンジする際の注意点は途中降機(24時間以上の滞在)は1回のみ、乗り継ぎ(24時間以内)は往路と復路で各2回ずつまでという利用条件です。

私は飛行機だけでなく、1日だけでもその都市を楽しみたいので、乗り継ぎ時間はなるべく24時間に近づけるようにして設定してみました。

ただ、24時間以内の観光は不要!という方は、普通に乗り継ぎ時間が短いものでプランを立てればいいと思います。

最後に

今回はANAマイルを利用したファーストクラスの特典航空券についていろいろと紹介させて頂きました。

普通に購入したら100万円以上するファーストクラスですが、ANAの特典航空券を利用すれば手の届くところにあると思いますので、ぜひ一度ファーストクラスを利用してみてはいかがでしょうか!?

なお、前回のマイレージ制度改編の時にはファーストクラス利用の必要マイル数が一気にあがりました。

今後もファーストクラスに必要なマイル数はインフレする可能性は高いと思いますので、利用可能なうちに利用したいですね。

また、今回紹介できなかったものとして「世界一周」の特典航空券があります。

実は同じくらいのマイル数で世界一周のファーストクラス特典航空券を発行することもでき、世界一周の場合は途中降機も最大8回(ヨーロッパは3回まで)できるので、旅行の幅もだいぶ広がります。

ただ、世界一周の場合は、最低10日以上の日程が必要となるという条件があるため、サラリーマンにはなかなか利用は厳しいかもしれません・・・。

世界一周についてはまた後日紹介させていただきますね。

(参考)おまけ情報

特典航空券で手配した場合、利用する便の航空会社の変更は不可となります。(いったん手配した後、ある便をANA→ルフトハンザ航空へ変更することはNG)

また、同じ航空会社でも上位クラスへの変更は不可となります。(ビジネス→ファーストへの変更はNG)

(参考)航空会社コード一覧

コード航空会社航空連合
AA アメリカン航空 ワンワールド
AF エールフランス航空 スカイチーム
BA ブリティッシュ・エアウェイズ ワンワールド
CX キャセイパシフィック航空 ワンワールド
EK エミレーツ航空 アラブ航空会社機構
EY エティハド航空 エティハド航空パートナーズ
GA ガルーダ・インドネシア航空 スカイチーム
JL 日本航空 ワンワールド
KE 大韓航空 スカイチーム
LH ルフトハンザ・ドイツ航空 スターアライアンス
LX スイスインターナショナルエアラインズ スターアライアンス
NH 全日空 スターアライアンス
SQ シンガポール航空 スターアライアンス
TG タイ国際航空 スターアライアンス
UA ユナイテッド航空 スターアライアンス

ANAのマイルを貯めてファーストクラスを利用したい!と思って頂けた方は以下記事もご覧になってみてください。

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