ANA特典航空券を利用したモロッコ旅行も、出発から3日目。
ソウルでの観光やアシアナ航空のファーストクラスを経て、ようやくモロッコが誇る世界遺産マラケシュのメディナ(旧市街)まで到着しました!
マラケシュはモロッコのほぼ中央にある、フェズに続く2番目に古い街であり、モロッコで最もエネルギッシュな街です。
マラケシュの街は、大きくゲリーズと呼ばれる新市街とメディナ、王宮のある史跡地区の3つに分かれていますが、私は今回は1泊のみと時間がなく、メディナだけ散策してきました。
モロッコにはたくさんのメディナがありますが、ジャマ・エル・フナ広場は夕方から屋台が立ち並び、様々な人が溢れるカオスな広場であり、マラケシュのメディナにあるスーク(市場)は世界最大とも言われており、少し散策するだけでとても面白いところです。
今回はそんなマラケシュのメディナの様子と、私が今回利用したフナ広場近くのお勧めのリヤド(中庭のある宿)について紹介していきます。
Contents
ジャマ・エル・フナ広場
マラケシュのメディナと言えばまず真っ先に出てくるのがこのフナ広場だと思います。マラケシュ滞在が短い場合でも、このフナ広場と隣接するスークは外せないポイントですね。
フナ広場は、かつては処刑場だったようですが、現在はもちろんそんな面影は全くなく、昼から夜まで多くの人で賑わっています。猿回しや蛇使い(笛を使ってコブラを操るやつ)などの大道芸の方も数多くでていて、広場を眺めているだけで楽しいです。(大道芸の方は写真を撮るのにチップが必要なため、後で写真を撮ろうと思って忘れてしまったのが残念です…)
フナ広場の昼間の様子
フナ広場には昼間も屋台は出ているものの、屋台の数はそこまで数は多くありません。
昼間出ている屋台の大半がオレンジジュースの店です。フナ広場といえばオレンジジュースみたいです!
夜にしつこく絡んできたかなり怪しいお兄さんはフナ広場の屋台で売っているオレンジジュースは水で割っているからやめたほうがいいと言っていましたが、普通においしかったです!
フナ広場ではちょっと休憩がてら、高いところからフナ広場を一望できるカフェやレストランで休憩することをお勧めします!フナ広場の喧騒から少し離れて、混沌とするフナ広場を眺めながら、旅や人生について物思いにふけるのもなかなかいいと思います。
フナ広場の夜の様子
フナ広場は夕方から食べ物の屋台が立ち並びはじめ、昼間の姿とは一転していきます。
これは何でしょうか。ペットボトル釣り?をやっていました。よくわかりませんが、何か所かでやっていましたし、けっこう人気があるようでしたよ。
これも何だかよくわかりません。けっこう人だかりができていたのでちょっと見てみましたがよくわかりませんでした。(笑)
こういう人だかりも何か所ででていました。
夜のフナ広場はこんな感じの雰囲気でした。
フナ広場自体は夜まで賑わっているので、あまり危険なく楽しめると思いますが、宿泊先への移動は薄暗く人通りの少ないところを通ることも多いと思います。(フナ広場から徒歩5分の私の宿泊したリヤドまででも薄暗くて少し怖い感じでした)
夜に道に迷ってしまうと本当に不安になりますし、危険がないとも言えませんので、宿泊先までの移動はしっかり考えて行動するようにしましょうね。
私の失敗談
さて、ちょっと恥ずかしい私の失敗談についても紹介します。(笑)
モロッコに深夜に到着してから、一睡もしておらず疲れていたのですが、せっかくなのでフナ広場の屋台で夕食を食べたいと思い、屋台が立ち並ぶ中をどの屋台で食べようかと散策していました。
それまでは全くウザいとは思わなかったモロッコ人ですが、フナ広場の夜の屋台の客引きだけはかなりウザかったです。完全シカトでいかないと、まったく興味なさそうに断ってもしつこくつきまとってきます。
客引きがしつこいのであまり写真も撮れなかったのですが、屋台はどのお店も似たような感じで、
こんな感じの食材が並んでいて、バーベキュー、タジン、揚げ物がメインといった感じでした。変わったものだと羊の脳みそやカタツムリもあります。
何件もの客引きが見せてきたメニューは、値段も料金もほぼ同じような感じで、バーベキュー1本5ディルハム(60円くらい)~で高いメニューでも70ディルハム(850円)くらいだったと思います。
フナ広場の屋台にはすべてNoがついているため、事前にネットでみかけていた番号の屋台に入ろうかなとも考えていましたが、ひっきりなしにしつこい客引きがついて回ってきますし、どの店も同じようなメニューなので、まずまず客が入っていたお店に警戒心もなく入ったのが失敗でした。
屋台に入ると「何が食べたいんだ!?バーベキューか?タジン?それともシーフード?ライスもいるよな?」みたいな感じで聞かれたので、バーベキューとライスがいいかなと答えたところ、
次々に勝手に大量のメニューがでてきました(*´Д`)。私は前日はほぼ徹夜で、フナ広場の屋台で何か食べてみたいという好奇心だけで屋台に来たので、実はほとんどお腹は減ってませんでした。
少しやられたかな…と思いながらも、メニュー表ではどれも大して料金は高くなかったと思ったので、食べられるだけ食べればいいと思って食べたのですが、お会計をしてみたところ、280ディルハム(3,300円くらい)と、モロッコの食事にしたらかなり高額な料金を請求されてしまいました。
思ったよりもあまりにも高かったので確認しましたが、メニュー表の中でも高いセットメニューを5つくらい食べたことになってました。(笑)
少し交渉してみましたが、勝手にとは言え食事を提供されており、私はそれに手を付けていたため、諦めて280ディルハム支払いましたが、その時はかなり腹立たしかったです^^;
ちなみに、他の方もやられていました(頼んでないメニューが来た時に「頼んでない!」と言っても「セットじゃないと注文を受け付けないから駄目だ」みたいに揉めてほとんど食べずにお店を立ち去ったにも関わらず、けっこうな額を支払わされていた)ので、お気をつけください。確か65番の屋台だったと思います。
私はマラケシュは1泊のみで他の屋台のことはわかりません。他の方のブログなどをみてもそんなに悪い記事は見かけなかったので、たまたま悪い屋台にあたっただけかもしれませんが、フナ広場の屋台には悪質な屋台もあるのでくれぐれもご注意ください!
事前に安心できる屋台を調べておくか、屋台着席前にちゃんと何を注文していくらか?を確認しておくのがよいかと思います。
こんな失敗談を書くと、「そこで払うから、また…」と言われてしまいそうですが、失敗談は失敗談として共有して、少しでも同じことを繰り返す人が減ればいいかなと思います。
マラケシュのメディナのスーク(市場)
さて、気を取り直して?スークについてご紹介します。
マラケシュのメディナのスーク(市場)は本当に広く、その規模はモロッコ最大であり、世界最大ともいわれています。スークは迷路のように複雑に入り組んでおり、GPSもあまり上手く動作せず、私はすぐに道に迷いながらスークの中を散策していました。
上の写真は宿泊したリヤドのオーナーからもらったパンフレットの写真ですが、中央左下のオレンジの部分がフナ広場です。
フナ広場もかなりの広さがありますが、スークはそのフナ広場のすぐ上から写真の上のほうまで広がっていますので、その広さが少しはわかると思います。
スークの入り口は上の写真にあるスマリン門らしいです。ここは地図で言うとフナ広場のすぐ上くらいにあります。
複雑に入り組んだ路地にはそれぞれスークの名前がついており、鍛冶屋のスーク、革職人のスーク、絨毯のスークなど分かれていて、それぞれ名前もあるようです。少し歩いただけではどこがどのスークなのかはっきりとは分かりませんでしたが、なんとなく、この辺りは革製品のお店が多いな~とか、バブーシュ(モロッコの伝統的なスリッパ)のお店が多いなとかは感じることはできます。
スークは通路という通路にこれでもかというくらいところ狭しとお店が立ち並んでいて、ただただ圧倒され、本当にスゴいとしか言い表せません。何回も歩いてスークの場所を覚えられるともっと楽しいのかもしれませんが、このいろいろなものに溢れたスークの中を彷徨いながら歩きまわるだけで、モロッコらしさを感じてとても楽しかったです。
今回利用したお勧めのリヤド「ダール アンダモール」
モロッコでの宿泊先といえばリヤドが有名です。
リヤドとは本来はアラビア語で「中庭を持つ邸宅」という意味ですが、現在では「伝統的なモロッコ建築の中庭のある邸宅を改装した宿」という意味でつかわれています。
今回利用したリヤドは「ダール アンダモール (Dar Andamaure)」です。ブログなどで紹介されていたリヤドというわけではありませんが、booking.comの評価の高いリヤドということで利用してみました。(モロッコの宿はbooking.comが掲載が多いです。)
クチコミが300件以上もあった上での評価が「9.9」は素晴らしいですよね!!
この評価通り、とても満足のいくリヤドでした(^^)/ ちなみに、私はフェズ、シェフシャウエンでもbooking.comの評価が高いところを宿泊先として決めてみましたが、はっきり言ってこのマラケシュで宿泊した「ダール アンダモール」が一番良かったです!(後で他の宿紹介しにくくなりますねw)
リヤドの場所
場所はフナ広場から、徒歩で5分もかからないくらいの場所にあるので、立地は最高です。上記で載せていたマップの写真にもフナ広場の横のほうに掲載されていて、マーカーで色がついています。
地図を見ると自分で行けそうな気もするかもしれませんが、フナ広場近くでも道はわかりにくかったので自分でたどり着くのはなかなか難しいと思います。でも、オーナーの方がフナ広場の入り口まで快く迎えに来てくれたので、利用する場合は迎えをお願いすれば安心です。私はタクシーの運転手の方にリヤドに電話してもらって迎えに来てもらいました。
ちなみに私は一度リヤドまで連れて行ってもらってにも関わらず、一度街を散策して戻るときにはだいぶ迷ってしまいました。(笑)
リヤドのオーナーはフナ広場の入り口からリヤドまで、スーツケースを運んでくれながら、リヤドまでの目印となる建物などを説明してくれつつ、連れて行ってくれました。
リヤドの建物、チェックインなど
リヤドの入り口です。この入り口は普通の家と同じような感じなので、正直、初見ではなかなか分からないと思います。
こちらリヤドの屋上。ラウンジでチェックイン!ではありませんが、ミントティーとお菓子を食べながらここでチェックインさせていただきました!
最高ですね♪
屋上はこんなスペースも広がっています。チェックイン後はしばらくこちらでゆっくりしていました。
こちらは屋上から降りたところにある共用のスペース。ちょっと広めでゆっくりできるソファと、ちょっと狭めのソファが置いてありました。
こちらはリヤド内にある吹き抜けです。ここが中庭といった扱いなのかなと思います。
1階にはちょっと狭いですが、プール?もありました。
1階の共用スペースです。こうしてみると、宿泊客がゆっくりできるソファが置いてあるお洒落なスペースがたくさんありますね!
夜もとてもいい雰囲気でしたので、夜の写真も少しだけ載せておきます。
リヤドのお部屋
お部屋は広くはないものの、男一人で宿泊するのはもったいないようなとても素敵なお部屋で、かわいらしくベッドメーキングされていました!
洗面所もしっかりと飾り付けされていました!
ただ、アメニティはあまり充実しておらず、歯ブラシなどはなかったので、ちゃんと準備していく必要があります。(今回利用したモロッコのリヤドではどこもアメニティは必要最低限くらいで、歯ブラシなどはなかったので基本はそういう文化なのだと思います。)
ガウンはモロッコらしいもの?が用意されていました!
リヤドでの朝食
リヤドでの朝食は本来は8:00~11:00くらいと言われたと思いますが、翌朝早朝に出発することを伝えたところ、出発時間にあわせて6:20頃に用意してくださりました。
10月下旬のモロッコの6時過ぎはまだ真っ暗な時間でしたが、快く朝食を用意してくれました。
本来出るはずだった朝食かどうかはわかりませんが、オーナーのご主人が自ら用意してくださった朝食です。簡単なものではありましたが、私だけのためにまだ暗い中、早起きして作ってくださったので本当に感謝しかありません!
所感
今回利用した「ダール アンダモール」はフナ広場から近く、ホスピタリティ溢れていて、お洒落な素晴らしいリヤドだったと思います!モロッコの宿としてはお値段はほどほどしますが、それでも1万ちょっとくらいなので、マラケシュ滞在するのであれば、かなりお勧めできるリヤドだと思います!
ただ、一つだけ思ったのは、男一人で利用するのはちょっともったいなく、女性の方やカップルの方などが利用すべきリヤドだったのではないかな~ということでしょうか。女性の方にお勧めします!笑
ちなみに、フナ広場の入り口まで迎えにきてもらったり、早朝に特別に朝食を用意していただいたりと大変お世話になったので、チェックアウト時にチップをお渡ししようとしましたが、オーナーだから当然のことと言って受け取ってもらえませんでした。
オーナー夫妻は本当に人柄がよく、いい人たちだったので、またマラケシュへ行くチャンスがあれば、また宿泊したいなと思います^^;
最後に
今回はモロッコが誇る世界遺産であるマラケシュのメディナと、フナ広場近くのお勧めのリヤド(中庭のある宿)について紹介させていただきました!
マラケシュのメディナは少し散策するだけでも本当に面白い場所ですが、やはり昼に到着、1泊のみで翌朝出発は時間が短すぎてもったいないと思います。
時間に余裕があれば、マラケシュには最低2泊くらいの滞在をお勧めします!
今回の旅行はANAのマイルを貯めて、特典航空券でファーストクラス、ビジネスクラスを利用してモロッコまで旅行しています!マイルの貯め方は以下記事にまとめてありますので、お得に旅行したい方はぜひ記事をご覧ください♪